ハーレーのエンジン音はツインヘッドのエンジンから出される独特な重低音のサウンドです。このエンジンの構造はシンプルで、2気筒のピストンをエンジン内で使用して動力を得ています。
ハーレーのエンジンユニットには水冷で冷やすラジエーターを導入しておらず、走りながらエンジンを冷やす空冷システムのラジエーターを搭載しているバイクがほとんどです。
そのため、長距離を走る時にオーバーヒートを起こし易く、常にエンジンオイルの量に気を配る必要があります。ですが、ハーレー独自のエンジンにはそれらを払拭するべき魅力があります。
それは有り余るトルクを使用して加速する加速力です。止まっている状態からの加速はもちろんのこと、コーナリングを抜けた先の加速に関してもハーレーは申し分ない加速力を秘めているエンジンを搭載していると言えます。
他には、ハーレー独自の止まっている時にマフラーから出る独特の重低音のサウンドがバイクのパワーを物語っています。このバイクのエンジンのトルクの太さによるパワーは日本のバイクにはないものであると言えるでしょう。
確かに、信号待ちなどでエンジンの熱が上昇しオーバーヒートが起きやすかったり、ハーレーのバイク自体の重さのせいでうまく運転することができないなどの問題もありますが、それらはハーレーのエンジンのパワーの前では些細なことのように思えます。
近年ではバイクのエンジンに電子制御ユニットを搭載してエンジンの燃焼の効率化を図ってバイクの燃費を良くする傾向にあり、ハーレーもまた燃費向上のためにエンジン内に制御ユニットを搭載しています。
そのため、ハーレーのような大型のバイクに直面する燃費の悪さという問題は、2009年頃からツーリングモデルやCVOモデルに電子制御ユニットが搭載され始めたため、燃費が悪いバイクであると印象はなくなりつつあります。バイクに荒々しく加速する加速力を求めるならハーレーがお勧めです。